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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第4章 3 Melody.




「よくもそうサラッと言えますね。恥ずかしくないんですか」

「え?あっ!!い、いやこれは……!」

「もしかして、りっくん……りんの事、好きなのか?」

「ちっ、違うよ!好きだけどそういうんじゃなくてさ……!」

「陸は私をお姉さんみたいに思ってるだけで……っ」

「さんも何赤くなってるんですか。可愛い人だな」

「って、これまたサラッと言う我が弟……」



こうやって弄られていると、まるで学生に戻ったような感覚になる。
恥ずかしいけど楽しい……そんな感じ。


自分も「可愛い」と言ってしまった事に気付いて赤くなる一織くん。
私に恋愛感情があるんじゃないかと勘違いされて慌てる陸。
それを見て笑う大和さんと三月さん。
全くもって興味がなくなったのか、1人無言でプリンを食べ始める環くん。
「OH……では、ワタシもを赤くさせてみせます」と変な気合いを入れているナギさん。


そして紡ちゃんと一緒にカレーを盛り付けている壮五さんも、こっちを見ながらクスクスと笑っていた。



「皆さん!カレーの用意が出来ましたっ!!」

「唐辛子で辛さの調節が可能だよ」

(うわ……調節するには量が……)
「こ、こんなに使いますか?唐辛子……」

「えっ……僕はこれでも足りないんじゃないかって思うんだけど……ダメかな?」

(もしかして壮五さん……極度の辛党?)

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