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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第2章 1 Melody.




「久しぶり!元気だった?!」

「うん、元気だったよ」

「オレずっと連絡待ってたんだよ?!今まで何してたの?」

「そ、それは……」

「はいはいちょっと待ってね。陸くんは彼女と知り合いかい?」

「はい!オレ達幼馴染なんです!」

「Noooooo!!!!」



レッスン室に響き渡る悲鳴。

誰?!と思いながら視線を向けると……そこには頭を抱えた金髪の男性が立っていた。


きっと凄く美形なんだろうけど……今は顔がくしゃくしゃに歪んでいるからなんとも言えない。



「リク!!こんな美しいレディと知り合いズルいです!!」

「ズ、ズルいって言われてもなぁ……」

「今すぐ紹介して下さい!!」

「あ……うん!この人はオレの幼馴染、さんだよ!」

「OH!!……なんてキュートな名前……!!」



とか言った後、彼は「マイガール……」と私の手を取りキスをした。
周りは「あー!!」とか「いきなり何してんだ!!」とか大声を出していたけど、された方の私は言葉が出ない。


男の人に触られたっ……しかも手にキスまで……っ。


驚いたというより怖くて……身体が震えそうになる。



「こらナギ!!がビックリして固まってるだろ!!」

「Noミツキ……これは照れているだけです」

「キメ顔で言うな!!」

「アウッ!!殴るなんて酷いでーす!!」


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