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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第36章 35 Melody.




「へぇ……新曲、エロいんだ」

「エ、エロいとか言わないでよ……っ」



その晩。
【ただいま。】というメッセージを見た後速攻で天に電話した私。

今日あった出来事をマシンガンのように話してしまったけど、彼は嫌がる事なく聞いてくれた。



「は高めの声だから、エロく歌うには相当レッスンが必要なんじゃない?」

(まさにその通りだ……)
「うん……低音をしっかり太く歌いましょうって……」

「やっぱりね」

(低い音苦手なんだよな……)
「あっ!そうだ!」

「何?」

「ライブ!みんなで観に行くね!」

「……陸も?」

「うん!あの子ったら凄く楽しみにしてるよ。まだチケット買ってないのに」

「……そう、なら伝えておいて。ボク達の魅力を見せつけてあげるって」

「ふふっ、わかった」



天は今日、ツアーに向けて色々と動いていたらしい。


会場の把握
売り出されるグッズのチェック
演出の確認などなど。


出演する側もそこまでやるのかと、話を聞いて一つ勉強になった。



「私もいつかライブやりたいなぁ」

「その前にやる事があるでしょう」

「あ……うん!新曲、ものすっごく良いものにする!」

「いいね、その意気」

「へへっ、ありがとう」


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