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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第35章 34 Melody.〜O〜




……本当は甘えたかった。

いや、甘えてた。
けどどうしても恥ずかしくて隠したんだ。


だからさっきのは演技なんかじゃない。

本物だ。



「そんなっ……私っ……」

「キミなら出来るでしょう?」

「っ……」

「ねっ……やってみ–––– っ……!」

「んんっ……!」



愛させてとか思っておいて甘えたくなったとか、ボクも結構子供だな……って、そんな考えはここまでにする。

忘れてないよ、を可愛がる事。
今日はとことんしてあげるつもりで家まで連れて来たんだ。


なのにからキスをしてくれるなんてね。
恥ずかしがり屋のくせに。



(不意打ちっ……まさかそうくるとは思ってなかった……)
「っ……急に何」

「だってっ……これしか方法が浮かばなくて……」

(……真っ赤)
「なら他のやり方にして」

「えぇっ……」

「もう知ってるでしょう……?」



こうやってイジメると一々可愛い反応を見せてくれる。

顔中赤く染めて、疼くような視線でボクを見つめながら恥じらう姿は……可愛い以外に何もない。

今すぐにでも触れてしまいたいけど、ここはちょっと寄り道。



「っ……わ、私から入れるのは無理だよっ……」

「何を入れるの……?」

「えっ……!えぇ……っ」

「言って……」

「ひゃ、あっ……みっ、耳……っ」

「ボクに教えてよ……」


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