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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第33章 32 Melody.




「以上!Re:valeがお送りしました!ちゃん、今日はありがとう!」

「またおいで」

「はい!こちらこそありがとうございました!」



数日後。
百さんと千さんからのお誘いを受けた私は、彼らがMCを担当するラジオ番組にゲスト出演した。


久しぶりにお会いしたせいか、2人のテンションに飲まれそうになってしまったけど……一緒にいると何故か心がウキウキする。



(楽しかったな……)

「お疲れちゃん!」

「あっ、お疲れ様です百さん!千さん!」

「これから時間ある?僕達とデートしよう」

「えっ?!」
(デート?!)

「あははは!ちゃんってば驚きすぎ!」



千さんが言った「デート」の意味が「食事に行こう」って意味だと知ったのは、そば処山村というお蕎麦屋さんに着いた時だった。


お客さんは私達以外にいない。
けど至って普通のお蕎麦屋さんだからか……高級料理店よりは落ち着ける空間だ。



「おーい!楽ー!龍ー!」

(楽?龍?それってもしかして……)

「やめてくださいよ百さん。ここじゃ一応山村って呼んでください」

「ごめんごめん!じゃあ山村さんね!」

「もう遅いですよ……」

「えっ……えっ?!」
(楽さんがお蕎麦屋さんの格好を……?!)

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