• テキストサイズ

【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第3章 2 Melody.〜天side〜




「……!」
(今なんて……)

「その話なら俺達も聞いた。なっ」

「うん。名前までは知らなかったけど……一体どんな子か気になるよね」

「すっごく可愛いんだって!!オレ緊張しちゃう!!」

「緊張するの早すぎ」



ボク……収録が終わったらきちんと陸から話を聞くつもりだった。
なのに今その名前を耳にするなんて。


……は間違いなくだ。
流石に動揺が強すぎる。


楽や龍、そして百さんや千さんの会話がうまく耳に入ってこない。



「天は?!知ってた?!」

「……ええ、知ってますよ」

「珍しいな寝ぼけた顔して。大丈夫かよ」

(楽に心配された……最悪)
「大丈夫だよ」

「やっぱり具合悪いんじゃないか?」

「龍は何言ってるの。その子、これからどう這い上がってくるか楽しみですね」



返事するのに少し間があいてしまった……なんという失態。
もはやの事より今のミスの方に考えが向いてしまう。


これじゃプロとは言えない……。



「だよねだよね!オレも楽しみ!!」

「じゃあ今回はこの辺で。モモ」

「わかってるって!みんな!みてくれてありがとう!また次回会おう!!」

「こら、TRIGGERの3人にお礼言い忘れてる」

「忘れたわけじゃないよ!今から言うんだよ!」

「そう、ならいいけど」

「天!楽!龍!今回はありがとね!!」

「いえ、とても楽しかったです」

「また呼んでくださいよ」

「そうだね、是非また共演させてください」

「勿論だよ!!」

「モモが締まりないから代わりに僕が締めるよ。みんな、またね」

「えっ?!ユキ酷い!モモちゃんハートブレイク!!」

/ 395ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp