第3章 2 Melody.〜天side〜
「よろしくお願いします」
「おっ!きたきたTRIGGER!!」
「そりゃ今日のゲストだからね」
何も知らないボクは楽達と一緒にスタジオ入り。
そこには既に百さんと千さんがいて、相変わらずのノリで出迎えてくれた。
挨拶が終わったらスタッフと最終確認。
最終確認が終わったら指定の場所にスタンバイ。
スタンバイが終わったら後はカメラが回るのを待つだけ。
その間もRe:valeの2人はいつもと変わらない様子だった。
「こんばんはー!!オレ達Re:valeがお送りする番組っ!始まるよ!!」
「ごめんね、モモがうるさくて」
そして本番開始。
百さんの明るい声からスタートした番組は順調に進行していく。
最近のヒットソング紹介
視聴者からのお便りコーナー
Re:vale、TRIGGER……それぞれのパフォーマンス披露
合間に百さんがボク達に話を振ってトークしたりして……そのまま何事もなく終わるはずだった。
「えっ?!もうちょいで番組終わり?!」
「そうだよ。モモ、ちゃんと締めくくって」
「わかってる!!じゃあ最後に最近小耳に挟んだ事を言っちゃおう!」
「何?」
「ユキのメッシュ、実は雪の女王に魔法を当てられて出来たやつなんだって!!」
「そうなの?昔の記憶がないからなんとも言えないんだけど……ってそんなわけあるかい」
「ユキだけに雪の女王!!」
「それは上手いな」
「ははは!!でしょでしょ?!でも本命はこっち!!」
「モモ、時間ない」
「そうだね!!じゃあ言うよ!!最近あのIDOLiSH7が所属する小鳥遊事務所に女の子の新人ちゃんが入ったんだって!名前はちゃん!!」