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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第25章 24 Melody.〜天side〜




文字で表せば、ワイワイガヤガヤという書き方が似合う程この部屋は騒がしい。


アルコールを摂取して盛り上がる二階堂大和、和泉三月、楽。
運転手で呑めない龍とアルコールを拒否する逢坂壮五は、何故かお互いペコペコしている。



「そうだ天にぃ!はいこれ!オレからのプレゼント!」

「……ボクに?」

「うん!姉と一緒に買いに行ったんだ!」

「そう。ありがとう」

「へへっ!ほら、姉も!」

「っ……わ、私のは……」

「大丈夫だよ!天にぃ絶対喜ぶから!」



そんな中、ボク達3人はプレゼントの話になっていた。


ちなみに陸から貰ったのは帽子。
「それ被って、オレ達のライブ観に来てよ!」って言ってた。
多分変装用だろう。


そしてからもプレゼントがあるようなのだが……これがなかなか出してこない。



「何?そんなに渡しにくいもの?」

「そんな事ないよ!ねっ、姉!」

「渡しにくいっていうか重いんだよっ……」

(……重い?)

「そうかな?オレは素敵だと思うけど」



一体なんなんだ。
貰う側としてこんな事思いたくないけど、ボクに買ったのなら早く出してほしい。


しかも重い?
持ち運ぶのに苦労する程重い物を買ったの?


益々気になる。



「……」

「ほら!天にぃが早く欲しいって!」

(そうは言ってない)
「そんなに躊躇ってたら、出されても受け取りにくいでしょう」

「うぅっ……大丈夫かなぁ……っ」

「オレも早くほしい!」

「っ……わ、わかった。これなんだけど……受け取ってくれる……?」


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