• テキストサイズ

【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第25章 24 Melody.〜天side〜




「お疲れ様」



2人って可愛いとこあるよね。


とか考えながら今日全ての仕事を終えたボク。
1度事務所に戻り、嵩張るシーサーと食事券を持って部屋を後にしようと背を向けた。


するといきなり視界がグラついて、目の前には天井とライトしか見えない状態に。

何事かと思い視線を下に向けると……ボクはいつぞやと同じ格好にさせられていた。



「またボクを運ぶの?今度はどこ?」

「会場だ」

「……会場?」

「とっても素敵な会場だよ」

「……意味不明」

「まあ来ればわかる」

「……そう。行ってもいいけど、また楽の番がある事を忘れないで」

「なんでだよ!!」



誕生日に素敵な会場と聞いたら容易に想像つく。
でもボクは楽と龍だけが用意してくれたのだとばかり思っていた。


しかし着いた場所は小鳥遊事務所。
その時点で陸達も噛んでるなとわかった。


共同でパーティー……といったところか。



「天にぃ!!」

「陸、外でその呼び名はやめなさい」

「あっ……ごっ、ごめん!嬉しくてつい」

「てっ、じゃなかった……九条さん!来てくれてありがとうございます!」

(も危ない)
「運ばれて来ただけ」

「もう待てないよ……!天にぃこっち!!」

/ 395ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp