第17章 16 Melody.〜天side〜
「はい……!」
って、とびきりの笑顔を見せたはステージの方へと駆けて行った。
すると入れ替わりに楽と龍がやって来て「なんとかなったみたいだな」と言う。
事情を全て隠す事は出来ないと判断したみたいで、やむを得ずRe:valeに打ち明けて助けてもらったらしい。
「……そう」
「お前がいなきゃ俺達は出て行けねぇからな」
「百さんと千さんには後で改めてお礼を言おう」
「ああ、そうだな」
の為に手を差し伸べてくれたRe:vale。
事情を説明されても嫌な顔ひとつしないで、快くヘルプをかって出てくれたそうだ。
「わかった!ここはオレ達に任せてよ!」
「ああ。時間稼ぎくらいなんともないからね」
「そうそう!ユキと話してると話題尽きないしさ!トークで引き伸ばしてあげる!」
「その代わりちゃんを頼む」
「ちゃんと安心させてあげて!ちゃんが上がってくるのをステージで待ってるから!!」
聞いてるボクまで胸が温かくなる。
(けど掛け合ってくれたのはこの2人……)
「……ねぇ」
「なんだよ天」
「どうしたんだ?」
(……言いにくい)
「……」
「呼んどいて黙る事ねぇだろ」
「言ってくれ、天」
(お礼を言うのがこんなにも照れくさいなんてね……)
「……ありがと」