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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第17章 16 Melody.〜天side〜




ボクにも思い当たる事がある。
けど楽が考えてる事と一致するかどうかはわからなかった。


確かめるには……彼に着いて行くしかない。



「紡!!」

「あっ、楽さん……!」

「声が聞こえた……!に何があったんだよ!」

「そ、それが……」



小鳥遊さんの話によれば、はさっき男性スタッフと接触し……その後もつれ合うようにして倒れたらしい。

外傷はないけど酷く怯えていて、こちらが何を言っても「イヤっ!」「やめて!!」としか言わないそうだ。


これを聞いてボクは「やっぱりね……」と思う。



「当たりかよ……!おい、俺がわかるか?」

(……当たり?)
「待って。当たりってどういう事?」

「後で話す!それよりこいつをなんとかしねぇと……出番は次だぞ!!」



当たりーー。

楽がそう言った事で、彼とボクの考えは同じだった事がわかった。


なんで知ってるの。
に何かしたの?


色々と気になるけど……やはりここは楽の言う通り、一刻も早くを落ち着かせなければ。

今になってステージに上がれないなんて……そんな大失態は許さない。



「おい!」

「やめなよ。そうやって大声で話しかけたら逆効果だ」

「じゃあどうすりゃいいんだよ!!」

(ボクじゃ手を出せない。なら……)
「小鳥遊さん、彼女の背中をさすってあげて」

「は、はい!」

「……さん、返事はしなくていいから……よく聞いて」

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