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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第15章 14 Melody.〜天side〜




「お待たせしましたー!」



ジリジリと照りつける太陽のせいで、今日の暑さは尋常じゃない。
だから水分補給はこまめに。
後日焼け止めを忘れずに。


と、千さんと色々話していた時……少し離れた所から陸の明るい声が聞こえてきた。

視線を向けると、IDOLiSH7がこちらに向かって歩いてくるのが見えたが……の姿はない。


同じ事務所だから、一緒に来るかもしれないと思っていたのに。



「天に……あ、九条さん!」

(……まさか遅刻?)
「陸……今日はよろしく」

「うん!……ほら、姉」

「ちょっと待ってっ……心の準備が……っ」



でもはちゃんと居た。
隠れるようにして立っていたから見えなかっただけだ。


……それにしても、陸の後ろで胸に手を当てながらアタフタしているその姿からは、あの時の弱々しい感じは一切感じない。


IDOLiSH7の事は怖くないのだろうか。



「何照れてるの」

「っ……照れてなんかないっ……ですっ……」

「なら早く出て来なよ」

「うぅっ……は、はい……っ」

「……で、ボク達に挨拶は?」

「えっ……えっと……っ」

「……さん」

「は、はいっ!と申します!本日はよろしくお願いします!!」

「名前は知ってる」

「あっ……!す、すみません!えっと……っ」

(可愛い)
「いいよ。こちらこそよろしくお願いします」

「はっ……はい……っ」

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