• テキストサイズ

【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第11章 10 Melody.〜天side〜




「いい加減にして。今直ぐ手を離、」

「お疲れ様です、TRIGGERの十といいます!」

(……人の話を聞いて)



そしてとうとう控え室まで来てしまった。
しかも龍が間を置かずに扉をノックしたもんだから、ボクの機嫌がマックスに近いくらい悪くなる。


と対面する機会を作ってくれたのには感謝するけど……今はまだダメなんだ。



「お疲れ様ですTRIGGERさん。どうぞ」

「……あいつ誰だ?」

「ちゃんのマネージャーじゃないかな」

「なるほどな。ほら、入るぞ天」

「……嫌だ」

「いいから早く入れよ……!」

「……!!」
(……思いっきり押さないで)



どうしてここまでしてボク達を会わせたいのか。
……まあ2人は何も知らないから、こうやって感動の再会ってやつを設けてくれたんだろうけど。


でも見て。


は下を向いたままだ。



(……もういい)
「お邪魔してすみません」

「とんでもない!あなた方のようなトップアイドルに来ていただいて光栄です!……ほら、さんからも何か言ってください」

「……っ」

「お疲れ。デビュー曲いいじゃねぇか。お前らしい」

「あ……ありがとう、ございます……」

「……どうした、怖いか?」

「い、いえ……そうじゃ……なくて……」

「……」
(2人でコソコソ何話してるの)

「じゃあなんだよ。久しぶりに天と会ったから緊張してんのか?」

「……か……えって……」

「ちゃん大丈夫?疲れた?」

「っ……帰って……!!」

/ 395ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp