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【アイナナ/R18】Melody.【九条天】

第10章 9 Melody.




(ここは元気良くいった方がいいかな……っ)
「こんばんはっ!」

「おっ!テンション高いね!オレそういうの大好き!」

「……ちゃん、モモがいつも以上にうるさいから隣移動してもいいかな」

(えっ?!)
「そんな事したら百さん泣いちゃいますよ……?」

「そうだよ!!ユキ酷いよ!!ちゃんの隣に行くのはオレでしょ?!」

「彼女の鼓膜が破れるだろ。モモはそこから動かない」



アイドルとしてのイメージは……私には特にない。
ただ普通に、いつも通りの自分でいていいよと社長から言われている。


え、いつも通り……?
イメージつけるんじゃないの?!


って、初めは驚いたけど。


しかもその普通が何気難しかったりする。



「何それ!オレってイジメられてる?!」

「じゃあ改めて紹介する。こちらは小鳥遊事務所所属のさん。この子には僕達も大きな期待を寄せてる。後ほど曲を披露してもらうから、チャンネル変えないでちゃんと観てね」

「もーユキってば完全無視しちゃって!モモちゃん痺れちゃう!」

「痺れって……っ!」



ていうか千さんって結構ツボが浅いんだろうか。
またまた笑いを堪えて肩が震えている。


でもこうして2人のやり取りを見ていると、Re:valeさんってとても仲が良いんだなと思う。


こっちまで楽しくなってきた。

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