• テキストサイズ

夜明け

第2章 幽冥



 閑話休題

 というわけで、今日から清掃及び浄化作業を行なっていく。理由は至極単純である。審神者部屋で全てことは済むが、ここに住んでいるのは俺一人ではない。さらにいうと、このせまい離れに篭りっぱなしなんてもってのほか。我慢できん。

 やるに当たって順番を昨夜のうちに決めておいた。台所、畑、風呂場の順である

 まぁ。正直な話片付けくらい自分らでしろ?という感じだが相手は神様。ましてこうなった原因は人間にあるのだから、文句を言ってもしょうがない。それに現状、それ以外することがないというのが本音だ。

 流石に何も言わずに始めるのはあまりに無謀なので、ひとまず歌仙には伝えておこうと決める。本邸へ向かいながら、何度か掌を叩き浄化しておく。相変わらず廊下は軋むし、血痕はあるしでげんなりする。ここも掃除しないとなぁ。

/ 142ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp