第1章 オトモダチ
「おい、二階堂」
「?!・・・何よ」
「今日、放課後7時に委員会だ」
「そう」
「急に決まったんだ。
都合悪いか?」
「いえ、大丈夫よ。どこでやるの?」
「委員会室だ。
基本的にはそこで委員会活動やるから、覚えとけ」
ある日。
詳しく言うと、二階堂からマヨネーズを貰ってから2日後。俺は二階堂に委員会があると言うことを知らせていた。近藤さんが、面白半分に頼んで来たからだ。別に他意は無い。
‼あいつら・・・ニヤニヤしやがって・・・‼
「分かったわ。どうもありがとう」
「いや、別に」
「ねぇ「真侑ちゃん居るぅ?」・・・?」
二階堂が何かを言い掛けたとき、誰かが二階堂を呼んだ。
「誰かしら、あれ」
「いや知らねぇのかよ‼」
「基本、興味ないもの」
そういう奴だった、こいつは。
「じゃ、そう言うことで頼まァ」
「ええ」
そう言って、二階堂は"誰か"のところまで歩いて行った。