• テキストサイズ

あなたへ

第3章 事件解決後のドタ☆バタ


~後藤視点~

最悪だ。最悪すぎる。・・・・・・・でもまぁ、事件は解決できたからいいか。

そんなことを考えていたら、電車はいつの間にか動き出しており、小さい伊月は電車が揺れるたびに倒れそうになっていた。

「伊月、どっか座れよ。」

俺はそういうが伊月は、

「大丈夫ですよ」

と言い張る。この意地っ張りめ!

と、伊月と言い合ってるうちに、電車は混み始めた。

ギュウギュウで今にも押しつぶされそうな伊月。

「痛っ!!」

「あっ、すみません。」

若いスーツを着た男に謝る伊月。どうやら足を踏みつけてしまったようだ。伊月にしては、珍しい。

ふと伊月の方を見ると、伊月は男の方を全く見ておらず、ずっと下を向いている。何を見ているのかと思って、伊月が見ている方を見ると、伊月は俺の折れている方の足をずっと見ていた。


/ 89ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp