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第2章 事件解決


「まぁ、簡潔に話すと動機はイライラしてたからでしょうか。」

「は?イライラ?・・・・ってことは、通り魔みたいなもんか!」

「ええ。そんなところでしょう。殺害現場は大森さんの家ではなく、本当はこの家でしょう?調べれば、大森さんの血痕がでるはずです。」

「なっ・・・・・・・・なっ・・・・・」

段々と青ざめていく中島和子。構わず話を進める伊月。

「夜、家を出た中島さんは1人で歩いている大森さんを発見。話しかけて家に来るように言い、中島さんの家で大森さんを殺害。その後死体を自分の家にあった車椅子かなにか大森さんの家まで運び、そこで大森さんの家にあった包丁で死体をめったぎりにした。」

「だが、誰にも見られなかったのか?」

「ここはお年寄りが多い地域なので、夜になると皆さん眠るんですよ。だから、夜になると人がいることなんて殆どないし、明かりも電灯しかないんですって。」

「なるほど・・・・・おい!中島和子!!お前を重要参考人で署まで・・・・。」

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーー!!」

後藤の言葉を遮り、中島和子は持っていた包丁で後藤に飛び掛り、逃走した。

「うおっ!!・・・・・・待てごらぁぁぁぁぁ!!」

後藤は鬼の形相をして中島和子を追いかけていった。
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