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第2章 事件解決


「・・・・・・えっ・・・・・・さっ、殺意があったに決まってんでしょ!警察がそう言ってるんだから・・・・・・」

突然自分に振られてから挙動不審になる中島和子。

「なるほど。では、質問を変えましょう。中島さん、なぜあなたは被害者と毎朝ゴミを出すときに会っていたと嘘をついたんですか?」

「・・・・・・え?」

「おい!どういうことだ!説明しろ!」

「ニュースですよ。」

伊月が煩わしそうに言う。

「・・・・ニュース?」

「事件があって6時間後に、ニュースで今回の事件が報道されたんですよ。そのとき、隣人である中島さんも記者から質問され、そのニュースに出ていました。」

「だっ、だからなんなのよ!ニュースに出たくらいで犯人扱いされないといけないわけ!!」

「ニュースにでたことは、別に問題ではありませんよ。問題なのは、そのニュースで中島さんが話したことですよ。」

そして、伊月は携帯を取り出して、今回の事件のニュースを見せた。

『・・・・・では、今回の事件の近所の方にお話を伺いました。』

『大森よし子さんは、どういう方でしたか?』

『良い方でした。毎日朝、ごみ捨てのときお会いするのですが、話しが面白くて・・・・・・まさか・・・・・・あんな何回も包丁で刺さされるような・・・・・ううっ!!』

「あっ!!分かったぞ!おい!!中島和子!!お前なんで被害者が何回も包丁で刺されたってこと知ってんだ!それを知ってるのは犯人だけだぞ!!」

「そっ、それは、警察が喋ってるのを聞いたからよ!周りの近所の人達も言ってたし!」

「嘘つけ!警察がそんなこと一般人に聞こえるようにいうわけが・・・・・」

「はぁ・・・・・後藤さん、少しだまっててください」
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