第2章 事件解決
「着いた!ここだ。」
後藤はため息をつきながら言った。あの後も伊月に散々遊ばれて、とうとう事件の話も出来なかった。
もう知らん!!あいつから聞かれるまで絶対に答えん!!
「よし・・・・・とりあえず、もう一度容疑者に・・・・」
「では、犯人のところにいきましょうか。」
いきなりすごい発言をした伊月。
「・・・・・・・・・・・・は??」
「頭だけでなく、耳まで悪くなったのですか?」
当たり前のような顔をする伊月。
「は?だって、おまえ、この事件について何も知らねぇじゃねぇか!!」
「ニュースであってる事件でしょう?」
「細かいところはしらねぇだろうが!!」
「今回の事件は細かいところを知らなくても普通に分かりますよ。私からしてみれば、警察のほうこそなぜそんなところを見落としているのかがわかりませんけど。」
「なっ!!じゃあ教えろ!!誰なんだよ、犯人は!!」
「では、犯人の場所にいきましょうか。」
そう言って伊月は歩き出した。