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愛してない

第1章 恋愛至上主義者なんて、マゾヒスティックでしかない。



別れを告げ、
再び階段を駆け上がると、

「気をつけなよ」

というカレの声に振り返る。

『えっ?』

背を向けたカレが、
右手をヒラヒラさせ階段を下りていく。

「パンツ。
見えてるよ」

『っ!?』

その言葉に顔が赤くなる。

他に人がいなくてよかったね。
って、のんきな笑い声と共に、
カレは視界から消えていった。

……サイアク。

自分のした行動に腹を立て、
カレの言葉に恥ずかしさを覚える。


「誰?あいつ」


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