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甘い甘い君が好き【HQ】

第8章 お誘い





なんでなんでなんで…




そう思っても時すでに遅し




「ねぇ聞いてるの、何で君がここにいるのか聞いてるんだけど」




『あ、…えっと…それは』




そう問い詰められた焦りのせいで言葉が詰まってしまう。



「何で月島がの事知ってるんだよ」



翔陽が月島?くんにそう問い始めた。


流石に今日あった出来事を言うわけなんてないよね。



「昼休みに…」



『ちょっと!!』



「なに…まだ何も言ってないけど」



「?」



『ななな、何でもないよ!』



流石に翔陽には知られたくない。


ていうより、何でお昼のこと話そうとしてるの…


私はこんなにも焦っているのに、彼は私の様子を見て楽しんでいるように見える。



「で、さっきの…」


『そ、それより!』



影山くんまで話を掘り返さなくていいんだよ…




『私、早く練習見たいな!』




咄嗟に思いついた言葉がこれだ、少しは話が逸れるといいんだけど。




「?…そうだな練習するか!」




「早く用意しろ日向ボケェ!」




良かった、なんとか話を逸らせたみたいだった…。



「じゃ僕もこれで…」



どうやら月島くんも諦めたのかその場を離れていった。



『み、みんなガンバレー…』



多分今の私の顔はすごいことになっているだろう…


顔が引きつっていて上手く笑えてる気がしない。



それにしても危なかった…



月島?くんだっけ…



昼休みの事バラされちゃうところだった。



単に私をからかいたいだけなのか、バラしたいだけなのか…。



でもとりあえずみんな練習いったし



しばらくは大丈夫…




「あれ、もしかして見学?」




でもなかったかもしれない…
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