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太宰さん
第2章 偶然
肩に担いだままだと、階段が登りづらいので、私は彼女をお姫様抱っこのように彼女を抱き上げて階段を上った。
ちょうど、2階位まで上ったとき、帰る途中の与謝野先生と出会った。
「どうしたんだい、これは!?」
驚いた様子の与謝野先生に、私はなるべく手短に詳細を説明して、与謝野先生に協力してもらいながら、彼女を探偵社まで運び込んだ。
彼女は与謝野先生がノコギリで切り刻む必要のないくらいに衰弱しており、すぐに治療が始まった。
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