第1章 新人ですが、がんばります!
「はい!そうなんですね!!なら、良かったです!!今日から宜しくお願い致します!!」
「元気良いんだね。夢花って呼んでいい?こっちの方が呼びやすいだろ?俺のことも綾人って呼んでいいからね。」
「じゃあ、綾人さんって呼んでもいいですか?」
「うーん。じゃあ、気が向いたら綾人って呼んでよ。」
「はい!では、社長に挨拶をしていないので、お先に失礼します。」
「うん!じゃあね。夢花。行ってらっしゃい。」
綾人さんの言葉を聞き私は去っていった。
「あー、釣れない子だなー。俺がちょっと笑っただけで他の女の子は勘違いするのにねー。面白い子だな。」
「綾人ー?なに笑ってるのー?彼女でもできたのー?」
「違うっての。風斗。今度のマネージャー面白い子だよ。」
「もしかして、綾人ー、惚れちゃったのー?」
「そんなわけじゃないけど・・・。」
「ねえねえ、竜ちゃん!綾人好きな子出来たんだって!!」
「ふーん。どんな子? 人妻か?」
「好きな人居ないっての。面白い子見つけただけ。」
「竜ちゃん、それはマネージャーの子だってー。」
「お前、普通の女じゃ足りなくなって人妻どころかマネージャーかよ。ヤリチンだな。」
「人妻とか、興味ねーよ。ヤリチンじゃねーから!!俺!!まだ18だよ!!まだ、そんなの興味ないし!!」
「てか、お前童貞なの?綾人・・・?」
「竜ちゃん・・・、綾人の秘密・・・。」
「だ、誰にも言うなよ・・・!!トップシークレットだからな!!」
「わかった。男の約束だ。特に、風斗。間違ってもマネージャーには言わないでおけよ。アイツ、繊細なんだからな。」
「わかったよ!!竜ちゃん。俺、男の約束好き!!」
特に風斗は信用しないでおこうと誓った綾人であった。