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第4章 し〜んちゃんの〜最近は〜?


とりあえず高尾君の洋服を洗濯機に突っ込み、高尾君はわたしの差し出した服を着て、今はわたしの部屋で一段落することができた。

「本当にごめんなさい…!洋服もあんなに汚してしまって…!」
「いや、マジでいいって!大した服でもないし」

テーブルに向かい合って座る高尾君に土下座の体制で謝罪をする。
もちろん、頭を床にこすりつける最上級の土下座だ。

いいから、顔あげて!と言う高尾君は、頭を洗ったせいで前髪が垂れて、なんだかいつもとは違った印象がある。
正直…こうやってみると色気が半端ない。
まるで鳥のような切れ目、すっと通った鼻筋、サラサラの髪。
そしてまだ乾ききっていない髪の毛から、雫がたれて、きらりと光る。
そう思って無意識に見つめていると、

「なになに、鶴子ちゃん?そんなに見つめて、もしかして俺に見とれちゃった?」

と、高尾君が語尾にハートマークを付けて言ってくるものだから、わたしは思わず

「はい」

と答えてしまった。

5秒間ほど静止しただろうか。

「え?」

と、高尾君が間抜けな声を出すものだから、わたしも

「え?」

と答えたところでようやく我にかえった。

おい、まてよ、わたし今、何て言った?

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