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【100プリ】*Lovers Birthday*

第2章 Xeno~偏西風~


服の上から体のラインを
なぞっていた手が胸の稜線を這い始める…

「…っ」

そのままゆっくり先端の回りを
くるくるとなぞる。

「…んっ…ふ…」

もどかしい…

思わずみじろぎをすると…

「欲しいか?」

その言葉に顔が赤くなるのがわかった。

ふいに目を逸らし、小さく頷いた。

「…きちんと言わないとわからないぞ?」

くすくすと笑いながら
少しからかうように責められる。

「ゼノ様…」

「お仕置きとはこういうものだろう?」

尚も指が先端に届きそうで
届かない場所を這う。

「もう…ゼノ様の意地悪…」

「言ったであろう?
どんなお前の姿でも愛おしい、と。
俺はその姿を見たくて堪らないのだ…

で、欲しいのか欲しくないのか…」

「……」

恥ずかしさに顔をうつむかせる。

そして…

「……ほ…ほ、しい…です…」

消え入りそうな声で答えた。


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