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【100プリ】*Lovers Birthday*

第2章 Xeno~偏西風~


体の力が抜けきり、
かろうじて片手がゼノの服を掴む以外、
アヤセはゼノにすべてを委ねていた。

しかしそのうちアヤセはゾクリ…と
いきなり不思議な感覚を覚える。

(な…何……?)

思わず唇を離す。

「あっ…ゼ…ノ様…」

「…何…だ。」

吐息混じりにゼノは答えるも、
再び、離れた唇を追いかけるように塞ぐ。

「ふぅ…ん…っ…!」

なおも体は
ゾクリ…ゾクリ…と内側が震えたまま…

しかし…

「や…あっ…だ…め…!!」

アヤセは思わず顔を離した。


…その瞬間!


「……っ……あっ…あぁっ……!!」

アヤセはビクビクと体を震わせた。

少し驚いた様子のゼノは、
はぁはぁと呼吸を荒くする
アヤセに聞いた。

「まさか……イッたのか?」

その言葉にアヤセは顔を赤くし、
パッと両手で顔を覆った。

その行動はyesという返事。

ゼノは絶句する。


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