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【100プリ】*Lovers Birthday*

第2章 Xeno~偏西風~


しばらくして着いたのは
ウィスタリアの郊外にある小さな飛行場。

そこにあったのは…

「あっ…あれってシュタインの紋章!?」

停まっていたセスナ機に描かれた
それは愛しいその人を思い出させる。

セスナの近くで車は止まり、足早に降りる。

同時に中から出てきたのは…

「ゼノ様!!」

顔がほころび、駆け寄る。

「ジル、無理を言ってすまなかった。」

「いえ、
これも外交の一つと思っておりますので。
明日の昼12時までに
お戻りいただきますよう、
お願い致します。」

「ああ、わかった。
さあ、行くぞ、アヤセ。」

「はっはい…!」

どういうことかわからず
キョトンするも、
愛しいゼノ様に会えたことはとても嬉しい。

促されるままにセスナに乗った。
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