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【100プリ】*Lovers Birthday*

第1章 Sid~極上の女~


数日後、アヤセはジャスを連れて
城の庭で散歩をしていた。

「はぁ…」

晴れて気持ちのいい庭には
似つかわしくないため息が落ちる。

「おい、大丈夫か?」

なんとなく言い方がシドに似てるけど、
声質で違うとわかる。

振り向くとアランがいた。

「ダメだよ…。」

「でも昨日会ったんだろ?
すぐまた行っちまったみたいだけど。」

アヤセの目が見開く。

「昨日のいたの?」

アランがギクリとする。

「あ…知らなかったのかよ…」


もーーー何なのよ!!!
私以外の人には会うのに、
なんで私には会ってくれないの!?


「うぅ…!」

涙がこぼれ落ちる。

「…おい…。」

「うわーん!!」



泣いたらとりあえずすっきりした。

できた彼女は彼の仕事を理解しなければ…!
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