第2章 プロローグ
この世界にはソルジャーと言う、特殊な力を持った人たちが居ます。
その力はとても強く、たくさんの人がそれになりたいと言っています。
でもその人たちは知りません。
ソルジャーという肩書に・・・・その力に翻弄された1人の男の話を。
彼には信頼できる男が一人と、尊敬している英雄が居ました。
彼もまた、そんな人たちに憧れていた一人でした。
彼は気さくで楽しいことが大好きで・・・とても優しい人。
彼は毎日が幸せで、これ以上の幸せはない・・・そう考えていました。
ですが彼は運命に翻弄されていきます。
信頼していた男が、行方を眩ませたのです。
その男は、自身の友人を説得しようとしていました。
しかし、男はそれを成し遂げることができませんでした。
自分の体が、自分の体ではなかったからです。
男は死場を探していました、そんな時、彼と再開したのです。
男はだれよりも彼を信頼していました。
だからこそ、己の人生に終止符を打ってもらいたかった。
ですがそのことが、彼を破滅へと導く大きな別れ道に誘ってしまったことを、男は死んでもなお知ることはありませんでした。
彼は男の剣を受け継ぎました。
その剣は、男にとって夢であり、誇りでした。
彼はそれを受け継いだのです。
ですが彼の悲しみは癒える事などありません。
そんな時、天使と出会いました。
正確に言えば、その前から天使とは出会っていましたが、彼の心を支える上で重要な人間となったのは、この時からです。
天使と彼は、お互いに惹かれあっていきます。
だが彼は、それすらも許されることはなかった。
彼はもうすでに囚われてしまっていたのです。
星の運命を大きく左右するほど重大なことに。