第27章 寒さは事前に対策しよう
ヤってしまった
しかも2回も
あれは怪しい薬というか液体を飲んだせい
でもなんで小狐丸がきたんだろ
がっつり淫乱女って思われたしやばくね
普通にしんどいんだけど
淫乱女って思われてたらどうしよう
そんなことを思いながら風呂から出て服を着て、髪の毛を乾かして朝ごはんを食べに広間へ向かう
「おはよう、大将。よく眠れたか?」
全ての元凶の薬研くんが話しかけてきた
ぎこちなく笑みを浮かべながら答えるも薬研くんは気にも止めていないようだった
「お、おかげさまで……ありがとうございました」
「なら良かった」
席についていただきますをしてご飯に手をつけた
「おや、小狐丸遅いではないか」
宗近の元へ小狐丸が遅れてきた
「朝風呂というものが気持ちがよくて、つい長風呂をしてしまったのです」
「そうかそうか」
小狐丸に話しかけた宗近は小狐丸と佳奈を交互に見た
「して、主はよくなったのか?小狐丸」
「ええ、良くなられましたよ。魘されてから心配だったので部屋へ赴くと、何やら薬研から薬をもらったらしく空の小瓶が机に置かれていたので一応一晩寄り添っておりましたゆえ」
「ほう………毛艶もいつもより格段と違うのでな。主と良いことをしたのではと思っていたのだが俺の考えすぎだったか」
「三日月殿は何を仰っているのか私にはよくわかりませんな」
「まぁ主が良くなればそれでよいのだ」
小狐丸と宗近がそんな会話をしてるともつゆ知らず、朝ごはんを黙々と食べていた佳奈であった