第25章 ※風邪薬のシロップは不味い
ご飯を食べて食器をさげようとしたら薬研くんに奪われる。
「大将、あとは俺がやっておく。ゆっくり部屋で休んでいてくれ」
「いいんですか?」
「そういうときは甘えるもんだ」
「…ありがとうございます。あと、小瓶もありがとうございます」
「大将には早く良くなってもらいたいからな」
薬研くんにそう言われて嬉しかった。
夜の闇もだんだん濃くなっていき、お風呂へ入って部屋へ戻り薬研くんが作ってくれた飲み物を一気飲みをする。
味は幼稚園生の時に飲んだ風邪薬のシロップみたいな味がした。
オレンジ味じゃなかった…だと
あの風邪薬のシロップの味めっちゃ苦手なのに
後味やばい
水取り行こうかな
そう思って襖の方へ行こうとするも、体から力が抜けてガクッと傾いて畳に膝をつく。
「はぁ、はぁ、なに、これ」
態勢を直そうとしたら服と体が擦れて体が反応してビクッと跳ねた。
「あぁっ、やだっ」
下半身が熱を持っているのがわかった。
下着越しでもジワジワと濡れてきているのが感じ取れ、動く度にビクビクと感じるのを耐えつつ、敷いた布団の上に移動して服を脱ぎ捨てた。