第19章 作戦
日差しの眩しさに目がさめた。
体を起こそうとしたら激痛が走ったけど無理やり体を起こして辺りを見回す。
痛いというかもう痛い通り越した何かだよ
何でこんな体中痛いんだろ
記憶が全然ないしなんで布団に寝てるの?
何かやらかしたかな
全く記憶なさすぎてやばいし
いつからここの部屋にいるんだろ
なんて思考回路を働かせていると襖が開く。
「主!お目覚めになられたのですね……まったく貴方というお方は…もう禁酒してください。そして金輪際酒は飲まぬとこの長谷部に誓ってください」
「……わたし、何かしました?もしかしなくてもやらかしました?記憶が全くと言っていいほどないんですけど……禁酒は辛いです」
「記憶が無くなるまで飲まないと誓ってください。だる絡みも強要もいいところですよ!次郎太刀を潰し、数珠丸は未遂からの粟田口の短刀へのだる絡み。主としていかがなものか」
「え、は?え?わたしが?ん?何かの間違いじゃなく?わたしが?知らない、私は知らないです。何かの間違いですよきっと。だって誰かハメを外しましょう的なことを言っていた気がします!」
「主!誰もそのようなことは言ってませんでした」
長谷部さんの剣幕に頭が追いつかない。
にしても頭が重い
なにこれ二日酔い?二日酔いとかしたことないからわからないんだけど
「主、後ほど軍議を始めようと思います。中条悟と本丸を洗いざらい調べ尽くしました。それから主は二日間1度も目を覚まさなかったので、早く酒の匂いを落としに風呂へ行ってください。あと二日酔いの薬も薬研から受け取ってください」
長谷部さんにそうまくし立てられ、内容を少しずつ理解しながら行動に出た。
てか二日間も爆睡ってやばくね?