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【刀剣乱舞】もしも刀剣男士と生活したら R-18

第16章 ※奪還



「それで、主はどこにいる」

長谷部が問うも返答は返ってこなかった。

「貴様らは場所を知らないのに行こうとしたのか……」

「でも声を聞く限り近くにいるのでは?と思ったのです。弟達も聞こえたと言っていました。それにゲート潜って町の方へ行けば目撃者もいるかと」

「僕はとりあえずあそこの茶屋に行ってみるよ」

「では俺はあそこの雑貨屋にでも」

「じゃあ俺はそのへんの人に聞いてくるぜ」

「待ってくれ、単独行動は辞めてまずは近い雑貨屋から行くぞ」

太刀は団体行動というものができないのかと思う。まずは雑貨屋へ入ることにした。


「おや、現世のものまで売っているとは」

「珍しいね。この扇子なんか主に似合いそうだね」

大太刀は店内の売り物を見ている。確実に本来の目的を忘れている気しかしない。

店主に三日月と同田貫が詰め寄り、情報を聞いていた。そしてある程度聞き終わり雑貨屋を出て情報を共有した。


「どうやら、主は扇子をあの店主から譲ってもらったそうだ」

「後は変わったことは無いって言っていたが、その後に男が来て主が何を買ったのかとか聞いてたらしい」

「男って誰だろうね」

「もしかしたら主の失踪に関係しているかもしれません」

一期一振の一言にみんな怪訝な表情を浮かべた。


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