第113章 ドッキリは心臓に悪い
何かヤバいことを言ってしまったのか私は
周りの反応がガチだ……仕方ない正直に言おう……
「あの、怒らないで聞いてね。私の誕生日、明日」
「明日?明日……明日!?!?主、それは本当か!」
肩を掴まれガクガクと前後に揺らされる
「本当だよ、まんばちゃん。明日なの。急だから言いたくなかったったんだよ」
「そうか、なら安心した。盛大に祝わないとな。なら、今から総員、明日の準備だ!何か欲しいものはあるか?」
あれよあれよと刀剣たちは部屋から出て言ってまんばちゃんと部屋に残されてしまった
「欲しいもの……うーんいきなり言われてもなぁ……特に思いつかないけど、美味しいものが食べたいかな」
「わかった」
明日は最高な日になるようにすると言って彼も出ていった
一方その頃広間では刀剣が集められ佳奈の誕生日が明日だと言うことを話し合っていた
「燭台切、聞いてなかったの?」
加州は直ぐに彼に聞くと知らなかったという返答がすぐに返ってきた
「むしろ知ってたらみんなに伝えてるし」
そう言いながら簡単プロ級ケーキ作り100選というレシピ本を読み込んでいる
「主の伝言だと美味しいものが食べたいそうだ。俺も作るの手伝う」
「確かに人手が欲しいところだね。料理のできる刀は僕たちと厨番して、あとは飾りつけと主へ贈り物をしよう」
歌仙の言葉にいろいろと案を出し合っていった