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【刀剣乱舞】もしも刀剣男士と生活したら R-18

第112章 薬指



重たい目をあける
バタバタと外が騒がしい
何かあったのかと思いながら襖を開くと、長義とその隣に眼鏡をかけた明石国行が立っていた

私は思い出して後ずさった

「主、新しい刀が来た」

「どうも、すいまっせん。明石国行言います。どうぞ、よろしゅう」

目の前の2人は私が後ずさったことに気づかず挨拶をしてきた

「あ、えっと、よ、よろしく、お願いします……明石さん」

彼の手が伸びてきて恐怖を感じた
彼はあの時の明石国行と違うと思って差し出された手に触れる

「主はんの手は小さいんやなぁ…自分、やる気ないのが売りなんですど、愛染も蛍丸にも会えて嬉しい思うたんや。せやから、世話んなります」

そういう彼を見つめるだけしかできず2人は去っていった
呆然としていると鳴狐が視界に入る

「あるじ?明石国行にあった?」

うんと頷く

「……部屋入ろう」

手を引かれて座らされる

「思い出したの?」

「あの時の彼とは違うのに、怖い」

「なら刀解する?」

「しない、絶対しない」

「ちゃんと彼を見てあげて、あの時の彼とは違うから」

「…鳴狐、ありがとう。もう大丈夫だって思っていたはずだったのにね。少しぎこちなかったのバレてるかもしれない。でも、私はこの本丸の主だから胸張っていけるようにしたい」

「うん。鳴狐も、サポートするから」

その言葉を聞いたあと、襖が開いた

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