第111章 個体差
「それと、別の俺は酒が飲めないが何故か俺は飲める。個体差は面白いなと思うよ。こうして主と飲むことが出来て俺は嬉しい」
「そんなことあるんですか!?」
「あぁ、面白いことにね。政府にいた頃、俺は飲めないじゃなくて飲まないんだ!って飲み会で言っていた奴がいて、大半は飲めない奴が多かったかな」
飲み会とかあるんだと思いながら、個体差という言葉に驚きが隠せなかった
でも確かに田中さんの燭台切さんも私の光忠と違ったし霊力的なものの違いか或いは審神者の性格の違いなのかなと自己解決をした
それから談笑に花を咲かせ、ワインも飲みきり時間も午前1時を指していた
「主、こんな遅くまで悪かった。部屋まで送る」
「大丈夫だよ、長義も眠いでしょ?私一人で戻れるし」
「いや、狼に食べられたら俺は嫌だからね」
結果私達はすごく仲良くなった
さん付けして話してたら呼び捨てでいいと言われ敬語もなくていいと言われた
そして部屋まで送ってもらい、部屋に入った