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【刀剣乱舞】もしも刀剣男士と生活したら R-18

第111章 個体差



「主、少し時間はあるかな」

長義さんの手にはワインがある
私は、はいと応えると部屋を移動し、少しお洒落に改造された部屋へ連れてこられた

「主とこの前飲もうとしていたんだが、君が潰れてしまって飲めなかったから飲もうと思ってね」

潰れてしまって……あぁあの日のことかとすぐに頭に出てきて謝罪するもこうしてゆったりと飲めた方がいいから大丈夫だと返された

グラスに注がれたワインに口をつける
割と酸味はあるが美味しく、そしてチーズを出してきてくれた

「主は、俺のことをどう思っているのかな」

突然の質問に言葉が詰まる
どう思っているか……正直に答えるかと思い口を開く

「最初は、高圧的だなと思いました…でも今は、自分に自信があるんだなと思っていて凄く羨ましいです。私は、自信がなくて何も出来ない無能な人間って言われて、逃げ道を作っていつも立ち向かわないで逃げてばっかで、だから長義さんが羨ましいです」

私の言葉に目の前の彼は黙っていた

「すみません、自分語りしてしまって…」

「別に構わない、だが俺はそこまで出来ていないさ。個体差っていうのかな、別の俺はもっと自信がある奴がいた。俺はその俺に憧れた。他人に憧れたり羨ましく思うことは当たり前のことだと思っている。国広のことだって主のおかげで互いに思うことを話したさ。そして、俺は受け入れた。別の俺は受け入れない奴だっているだろうし、俺は君が主で良かったと思う」

彼は言い切るとグラスに半分くらい残っているワインをを飲み干した

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