• テキストサイズ

【刀剣乱舞】もしも刀剣男士と生活したら R-18

第107章 過去最短



追いかけるも、姿が見当たらない
焦るな、行きそうな場所を探すんだ
パニックなりそう、いやなってる

すれ違う刀剣にお見合いは本当?って聞かれる
もう全員知っているんだ
お見合いなんてしたくない、タダ飯が食べたいだけだ

「貞ちゃん、光忠、みてない?」

走って息を切らせて視界に入った貞ちゃんの声をかけるも、見てないと返された

「急用なら、一緒に探すぜ」

頼もしい貞ちゃんの言葉に頷く
二手に分かれて探した

「光忠、どこ……光忠っ……」

誤解されて、探しても探しても見当たらなくて涙がこぼれる
何時間も時間はすぎて、貞ちゃんも見つからなくて、どこかへ行ったのだろうということになり、解散した

私は玄関口に座り込んだ

それから夜になり玄関が開く
甘ったるい香水の匂いがする
顔を上げると光忠がいた

私と目が合うと、逸らされた

「どこ、行ってたの」

「主には、関係ない」

冷たく突き放された

スタスタと歩いていってしまう光忠の服を引っ張って引き止めるも払われてしまった

「ねぇ、私に言えない場所なの?」

「……花街だよ」

その一言に目の前が真っ暗になった

「…ごめんね、無理矢理、聞いちゃって」

服から手を離し呆然と立ち尽くす

私が被害者ぶるのはよくない
光忠だって傷ついているんだ

そう思って、朝私を追いかけ回した3人を部屋に呼んだ



/ 455ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp