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【刀剣乱舞】もしも刀剣男士と生活したら R-18

第106章 飲まれる



「主、大丈夫か?」

心配そうな顔で和泉守が声をかける

「………眠い。明日記憶ない気がする。先に謝る。みんなごめん」

そう言い残し、部屋の片隅に移動して横になり始めた


「……主、情緒不安定すぎではないかな」

一部始終を見ていた石切丸が寝始めた佳奈に毛布をかけながら呟くように言う


「特命調査中ずっと気を張っていたのだろう。この本丸に来てから主の大仕事みたいなものだったからな。人の子は心があるからこそ、難しいものだ。酒に吞まれる者、そこから廃人になる者がいる。廃人になってしまうと生きる屍だ。逃げ場がなければ潰れてしまう。大目に見てやろうではないか」

三日月が佳奈を見つつ杯を傾けそう言う
皆その言葉に納得したような顔をしていた

「にしても、燭台切殿は主のこと何とも思ってないのですか?」

小狐丸がそっと燭台切の隣に座り問う

「えっ、あ、いや、その……」

「燭台切さん!ハッキリ教えてよ!」

乱も入ってきて長谷部や加州もその話題に食いついていく

「……僕個刀としては、主のことは大切な人だよ。天命を全うするまで一緒にいるとは誓ったけど」

「それプロポーズじゃん!!!何、いつの間にそんなことになってるの!?俺の知らない間に、主を娶るなんて聞いてないんだけど!」


「加州くん、落ち着いて!プロポーズの意味は無いから!そもそも、付き合ってまだ数時間しか経ってないし」

「燭台切、道場裏へ来い!俺たちと勝負だ」

「長谷部くん、乱闘行為だから絶対駄目!」

「え、付き合って?俺の耳おかしくなった?乱、小狐丸、聞いた?」

加州の問いに2人は首を思い切りよく縦に振る
口を滑らせた燭台切は手を口に当てて冷や汗をかいた

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