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【刀剣乱舞】もしも刀剣男士と生活したら R-18

第13章 小鳥のさえずりを聞いてみたい



風呂に行くも、見られたことのショックにより何度もさっきの光景が頭で流れ続けていた。

頭を洗って体を洗って湯船に浸かり、ブクブクとお湯の中に顔を潜らせる。

このまま軽く死にたいというより羞恥でもう死ねる。ショックすぎるし、あの刀剣たちの顔は衝撃過ぎて笑えない。

息も苦しくなり顔を上げた。


それにしてもどうしよう
なんて説明しよう
うわーもう酒飲んでなんて2回目じゃん
もうやだ
わたし本当に馬鹿にも程があるよ
何でよりによって長谷部さんなの
すんごい顔してたし

ずっと同じ考えが頭の中で流れるも解決策は見当たらず、逆上せそうになり風呂を出た。


「主」

廊下を歩いていると後ろから声をかけられ、振り向くとやはり長谷部さんだった。


「先程のあれは………」

「………ごめんなさい。見たまんまです……本当に本当に申し訳ございませんでした」

「主、俺たちは刀剣ですがそれ以前に男です。もっとご自分を大事にしてください」


彼にそう言われ情けなくなった。
グサリと心にその言葉が突き刺さる。

「私すごく情けないです。これじゃ、昔と何も変わらない……ちょっと今日は出ます。お留守番頼みますね」

「主!」

私はそう言い切って逃げるように自分の部屋へ入った。


服を着替えて、あのクビ宣告の後に私の私物がすべて送られてきた押し入れから、バッグと財布と使い物にならない携帯を手に取り、試しに携帯の電源を入れた。

数秒の後電源はついたものの電波はなかった。

思いつくままメールボックスを開いたりメッセージアプリを開くも、何もかも文字化けしていて読むことができなかった。

その使い物にならない携帯は机の上に置いて、とりあえずバッグに貴重品やらハンカチやらをつめて玄関に向う。


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