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【刀剣乱舞】もしも刀剣男士と生活したら R-18

第105章 弱い自分



光忠の表情は少し怒っているように感じる
たとえ怒っていなかったとしても、萎縮してしまう私は弱い人間なんだと心のどこかで思う

「……黙ってて、ごめんなさい」

「もう謝らなくていいよ。僕は怒ってない、心配しているだけだから」

そう言って光忠は私を抱きしめてきた
背中をポンポンと軽く叩き、頭を撫でる


「難しいよね、生きるのって。僕は刀だけど色んな人間を見てきた。でも何もしてあげることが出来なかった。でも今は、こうやって目の前の佳奈を抱きしめることが出来るんだから、君がいないとできない事だよ」


少し呼吸が荒くなる
涙が溢れる


「もう、審神者やめて、この世界と、お別れ、しようかなって、思っちゃった、さっき、長義さんに、神様に向かって、刀解って、言っちゃって、私……少し多めに、睡眠薬飲んで、でも、普通に無理で……1度言ったことは、取り返せない、のにっ、全部なかった、ことにしたくて」


胸中を打ち明けると抱きしめる力が強くなる


「発言に、責任持たないと、いけないのに、子供みたいな事しか出来なくて、私、ここに、来なければよかったんだなって、上に立てるような、人間じゃないからっ…逃げることしか、できなくて」


「大丈夫、大丈夫だから」

「自分が、嫌い、大嫌い」


「そんな事言わないで。佳奈のこと誰も責めたりしないから」


「ううん、全部、全部、私が悪いから、光忠、ごめん、1人にして」

「1人になんてしない。1人にしたら君は何をするか分からない。主を失いたくないから……こんな事言うの凄くかっこ悪いと思うけど…前に君を拒んだこと無しにする。君が長生きして、天命を全うするまで僕はどんな形でも君と居る。だから、君の想い受け入れたい……人間じみたことしたいんだ。刀の付喪神であっても、君を幸せにしたい…他の人間の物になんてなるのは嫌だ……僕と付き合ってくれませんか」

光忠の言葉に、息を飲む
彼は今なんと言った?

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