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【刀剣乱舞】もしも刀剣男士と生活したら R-18

第105章 弱い自分



今度は強く揺さぶると、佳奈は目をこすって起きた

「ねぇ、これ、どういうことか説明してくれる?」

テーブルの上の錠剤を持ち佳奈を問い詰める

半分寝ぼけている佳奈はただそれを見つめているだけだ

「佳奈、なんで睡眠薬なんて飲んでいるの?」


目を見て話すも佳奈の反応は鈍い

燭台切は見かねて、コップの残った水を佳奈に飲ませた
すんなりと水を飲み、少し覚醒したのか驚いた表情をする


「佳奈、これは?」

「……ごめんなさい。私、特命調査の少し前から眠れなくて……皆に言うと戦場に出てる皆は心配するし、それで戦況に変化が起こったりなんて思うと、ずっと黙ってた」

「主が体調崩したら僕達は心配だよ。こんなもの飲んで、万が一体調崩したらどうするの?言ってほしかったよ、僕は」

「……そうだよね…ごめんなさい。私、主、失格だね…もう何もかも駄目なのかも。頼るねって言っても頼れないなんて、本当に主として、失格だ……何回も同じ過ちを犯して、ごめんなさい」

「君は何でも抱え込むから心配なんだ。だから僕はここにいる。君は自分にもっと素直に生きないと駄目だよ。主失格なんて思ってない。佳奈、君自身がいないと僕はここには居ない。だからさ、相談してくれるかな。誰でもいい、僕以外でもいいんだ」


光忠の言っていることは正しい
私は過去に囚われすぎている
愛され方、頼り方なんて幼い頃に忘れてしまった
自分に素直に生きるなんてことは、幼稚園生か小学校低学年くらいまでしかしてない
周りが怖くてずっと自分を偽り、はみ出さないように頑張ってた

10年以上もそういう風に生きていたから、いざ言われると難しい

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