第104章 いざ山へ
「主の前で雅じゃないね」
「山姥切、主の前でこんなことしてどうなるか分かってる?」
歌仙は長義を止めて清光くんはまんばちゃんを止めた
清光くんの言葉にサッと顔が青ざめていくまんばちゃんが目に映る
「……何してんの?山姥切国広、山姥切長義」
まんばちゃんは忠犬のように素早く正座した
長義の方はその姿を見て納得の行かない顔で正座した
「主、すまない」
「すまないで済んだら正座なんてさせないから、黙れよ」
私は2人に平手打ちをした
「っ!平手打ちなんて、何してくれるのかな」
「は?口答えってか?」
「っな、なんでもありません……」
周りの刀たちも私のとった行動に少し怯えていたように見えるが、仕方ない
「山姥切国広、ここの決まりは?」
「っ…乱闘行為は禁止、真剣での手合わせは禁止」
「そうだよな?私の初期刀の山姥切国広は何故それを守ってないのかな?あ゙?言い訳はいいから、2人共、1週間一緒に行動して、寝る時も一緒な……返事」
「「は、はい」」
「あと、山姥切長義、次山姥切国広に偽物って言ったら……平手打ちだけじゃないから。今後真剣での手合わせしたら、刀解、かな」
そう言い残し私は踵を返して鍛錬場を後にした