第102章 特命調査
「お!主、ここへ座りな」
広間へ行くとほろ酔いの日本号さんが隣の席を叩いて座るように促した
料理を運んでくれている光忠と歌仙の方を見ると、苦笑いしながら目でそこに座るよう促された
「同田貫からこの本丸のこと聞いたよ。俺は突くことしか能がないけど、そこの燭台切と何かあったら話くらい聞くからな」
御手杵さんの言葉に少し顔に熱が集まった
同田貫さん何を話したんだ……
何を聞いたかは私は聞かないことにした
「まぁ、俺らは槍だけど刀の連中と同様、人の型になれたんだ。この世に生を受けたと同じだ。だから何が言いたいかって言うとな、人の子と刀でもそういうのがあっても俺はいいと思ってるから何かあればこの正三位に任せな」
そういいグイッと日本酒を煽る日本号さんに目を奪われた
私も少しお酒を貰って飲みつつご飯を頬張った
片付けを手伝って部屋に戻り、その日はもう寝る支度をして、寝る前に特命調査の部隊と連絡を取り眠りについた