第102章 特命調査
台所につき、中を覗くと歌仙と光忠がいた
「主は?」
「部屋へこもりっきりだよ。ご飯冷めちゃうから早く来てほしいけど、今回の特命調査に主は付きっきりだからね…僕が言ったところで聞く耳を持たないと思う」
歌仙の問に光忠はそう答えていた
「最近構ってくれないからって君は……おや?主?」
「ど、ども」
「……もしかして今の会話聞いていたのかい?」
私は頷くしかない
「えっと、御手杵さんと日本号さんも来て、それで、特命調査の方も今日は終わりで、同田貫さんも出陣帰りでお腹すいているからご飯をと思って、私はさっき食べたからいらないけど、その」
「おい主、嘘言うな。朝から何も食べてねーのは知ってるからな。とりあえず腹減った。主と槍の奴らにもなにか食べモンくれ」
「ああ、わかった。今から用意するから、広間で待っていてくれないか?あと主はここに居ること」
歌仙の指示に私以外の3人は広間へ行ってしまった
「なぜ僕が君だけをここに残したか分かるかい?」
私は歌仙を見つめる
その間数秒にしてため息をつかれた
「まったく、君たちはなんでいつも互いの気持ちをぶつけ合わないんだ」
歌仙の言葉に私は何も言えない
光忠は私を見るも、難しい顔をしている
「……ごめんなさい」
光忠になんとなく謝るもなにか悪いことした?みたいな表情をされた