第102章 特命調査
出陣部隊を見送り、審神者部屋へ向かって通信機が支給されていたのでそれを使い出陣部隊と連絡をとった
パソコンの画面には聚楽第に居る部隊が映った
"今回の任務は長期戦になります。今出陣している部隊は任務が終わるまで帰れません"
こんのすけが画面の向こうに現れてそう言った
「えっ、なにそれ初耳なんだけど…説明されてないよ」
"決まりは決まりですから。なので日課の出陣や遠征は残りの本丸の部隊でやってください"
"主、本丸のことを頼んだぞ。俺たちは俺たちで重傷にならないように努める。こんのすけがボスと対戦した後に撤退すると、そのボスがいた場所からやり直しだと言っていたからな"
「……はい、よろしくお願いします」
まんばちゃんの言葉に私は私で頑張らなければならない
画面上では敵と部隊が戦っているのが見れる
普段出陣できない私は、その光景が新鮮だった
過去に遡れるのは刀剣のみ
人間の私は遡ることが出来ない出来たとしたらそれはもう人間ではない
改めてそう思わされた
ずっと画面を見て指示を出してを繰り返して、部隊は監査官と合流した
その光景もずっと私は画面を見ていた
出陣してからどのくらい時間が経っていたか分からないくらい、画面に張り付いていると、今日はここまでだという指示が出た