第98章 無心と徹夜
フツフツと怒りの収まらない私は寝れそうになかった
体は疲れているのに睡魔が来ない
布団には入ってみたけど絶望的に眠くならない
目は冴えてしまって気分転換に書類の整理を始めた
無心になって集中していると時計は3時を指していた
このまま寝ては起きるのは昼か夕方くらいになると思って徹夜をすることにした
なんだかんだ書類の整理も終わってしまい、手持ち無沙汰になり、パソコンを開いて久しぶりに動画を見ることにした
現世の動画もあって試しに見ると、私のいた世界のテーマパークでみんな楽しそうに撮っている動画があった
どうやらもうすぐ秋が近いらしく、ハロウィン仕様のパレードやゾンビを模したダンスなど凄く楽しそうなものばかりあった
とても楽しそうでずっと見ていたら朝日が昇ってきたのか、部屋が一気に明るくなった
色んな動画を見て、少し飽きてきて部屋の外を出る
散歩しようと思って縁側に置いてあるサンダルを拝借した
徹夜をしたことで少し体調は良くないけど清々しい朝だ
季節はなんだかんだもう春に近づいている
現世とは正反対だ