第95章 ※初めての優しさ
書類を片付けて、一息つく
今回、私が1日だけ幼児化してしまったことを政府に報告をしておいたことを思い出し、返信が来ていないか確認すると返信が来ていた
それを開いて確認する
件名:幼児化について
この度はご報告ありがとうございました。
本丸No.****** 審神者 佳奈殿
専門機関で調査をしたところ、霊力の大幅な低下と佳奈殿の情緒が不安定な面により引き起こされたことがわかりました。
以下のことを行い、霊力の補給を行ってください。
・思い慕っている刀剣男士と夜伽
・または、2振りの刀剣男士と同時に夜伽
なお、正式には認められていない行為なので極秘にお願い致します。
追記:幼児化により、1度体が退行し、体が生まれ変わっている状態の為夜伽の際は、初めてする行為の時と同じになります。
以上
という文面を見て私は、はぁ!?と大きな声を上げてしまった
その声に早足でこちらに向かってくる音がした
「入るよ」
光忠の声がして襖が開かれる
「何があったの?」
「あ、いや、うん、ビックリしただけだから」
私はそういうもパソコンの前で固まっていたせいで、光忠が後ろに回り込んでパソコンの画面を見ているなんて思いもしなかった
「ふーん、夜伽か…2振りと夜伽なんて僕は許せないなぁ。しかも生娘ってことでしょ?ねぇ、佳奈、僕が君を今夜抱くからね。安心して」
耳元で囁かれぞわりと鳥肌が立つ
「それじゃ、僕用意するから、今日の夜迎えに来るね。離れで君を抱くから、何があっても大丈夫だから」
そう言うと部屋を出ていった