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【刀剣乱舞】もしも刀剣男士と生活したら R-18

第93章 本丸パニック



あれから兼さんに抱っこされて顔を洗って、とりあえず服がないからTシャツ一枚をワンピースのように着せられた

「よし、これで1度広間行くか」

うんと頷くとまた抱っこされた

広間に入ると皆座っていて、私を見ると皆驚いた顔をしている


どうやら堀川くんが話をしてあったらしく、詰め寄られることは無かった


「というわけで、主が小さくなっちまった。この中で子守り出来る奴はいるか?」

兼さんが聞くも誰一人として手を挙げなかった
それはそうである彼らは刀だ
私はその風景を見ながら心で思った

「とりあえず私が面倒を見ましょうか。弟を見るのと同じだと思うので」

閃いた顔をしながら一期一振はそういう

「一期一振だけだと大変ですから僕も協力しますよ」

宗三左文字も名乗りを上げた

「なら任せた。主、あそこに行けるか?」

兼さんは私を下ろし、行けと背中を押す

畳の上を刀剣男士達の間を縫いながら歩く
でも慣れなくて普通に転んだ

「ひっぐ、いたい、うう」

「大丈夫か」

なんとまぁ、伽羅ちゃんが持ち上げて助けてくれた

「かりゃしゃん、あんがと」

幼い私は呂律が全く回らない
少し怪訝そうな表情を見せた伽羅ちゃんが怖い

「うう、ごめんなしゃ、ろれちゅ、まわんない、うぅ、こあい、ごめ、なしゃい」

「泣くな。気にしてない。歩けるか?」

「う、ありゅく」

目をこすって涙を拭う佳奈と大倶利伽羅の様子を見ていた他の男士達は桜をまき散らしていた
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